大きな大きな虹を見た話
第壱話 「チケット、襲来」
制作開放当選メールがきて、ジャニーズWESTに会えることになったお話。
時に、西暦2021年。
一筋の光とはこのことか…。
ご縁があり、翌日の公演に入れることになったわたしは上の空かつ胸がいっぱいで、食欲は無いわ、寝付けないわで恋した乙女状態のまま当日を迎えた。
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第弐話 「座席は、天井」
わたしがNERV(現場)でジャニーズWESTに会って感じたこと。
♪~ Big Dipper
「わー!!!!いるー!!!ジャニーズWEST存在してるー!!!しかも地元で歌ってるー!!!!」
はじめて見たジャニーズWEST。
印象は、
「強くて優しい兄ちゃんたち」
全オタクがイベント事の最後に綴る決まり文句みたいなワードをもうここで出しちゃうけど、ジャニーズWESTに出会えて本当によかった!
一年以上前から続く得体の知れないウイルスに支配されたこの不安な世の中で、確実にわたしの心を照らしてくれる光となっていて。
苦しい時、悲しい時、辛い時、心に寄り添ってくれる存在って本当に大切で、そういう存在がいてくれることがなによりの幸せなんだと気づかされたような気がした。
時期的にいろいろ考え込んでいたわたしには、彼らから発せられる言葉ひとつひとつが回復薬のように胸に染みていった。L.C.Lか…?
各々の意見があるけれど、わたしはこの時期だからこそ“直接”会えたことが素直に嬉しかった。
大変な情勢の中、有観客で公演をすることを決断してくれてありがとう。あなた達の決断で救われた人間が数多といることをわたしは伝えたい…!ステージ構成や演出、今できるであろう最善の策を掲げて全国回ってるカッコいい兄ちゃん達がいるんです…ジャニーズWESTって言うんですけど…。
きっと公演に至るまでにたくさんの葛藤があったはず。会いにきてくれる人、会いにこられない人、会わないことを決めた人、ジャニーズWESTはそんなたくさんの人の想いを背負って望んでいる公演なんだろうな、とクソデカ感情が爆誕してしまった。
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最終話 「世界の中心でアイを叫んだおたく」
重岡ダイキが初号機に乗り込み使徒と戦うお話。(訳:重岡くんがお仕事と真摯に向き合っているなと感じたお話)
最後の最後に重岡くんが言った、
「明日からまた頑張ったり頑張らなかったり色々あると思うけど」って言葉。
わたしはどちらかというと、未来に起こる楽しいことを糧に頑張ることはできても、過去の楽しかった思い出を糧に頑張ることができない人間だから、「いい時だけじゃないよね。そうじゃない時もあるよね。」って日常に潜む憂鬱を理解してくれてるかのような重岡くんの言葉がものすごく暖かかった。
心の宝箱にしまうのに、一瞬かかった。
そしてもうひとつの宝物が、
MCの時に口ずさんでくれたムーンライト。
「あなたが暗闇と戦える曲になりますように。」
そう言って差し出してくれたプレゼント。
重岡くんが昼間を照らす太陽よりも夜に光るただひとつの月をモチーフに作ってくれた曲。
一輪の光となり、夜の底にいるたくさんの人を救っているんだろうな。
「月が綺麗だね。そうだと思わないかい?重岡ダイキくん!」
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重岡くんに「素敵なお姫様」と呼ばれて剣と盾を差し出されたら、どんなモンスターにだって打ち勝てる、そんな気がします。
たくさんの勇気と希望、そして幸せをありがとう。
暖かい気持ちにさせてくれてありがとう。
ぼくらは最強で、
わたしは姫だから!
この先も助け合える関係でありますように。
重岡くんが勇者になれる理由でありたいので、鍛冶屋さんから貰った剣と盾で姫は戦います。
因みにわたしは姫(アスカ)がとても大好きなことです!